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旧家蔵出資料4

縄文時代の脚付石皿です。

完形品で、上面は中央が磨れて窪んでおり、下部には丸い脚状の突起が3か所ついています。石材は安山岩製で、縄文時代中期〜後期に属するものと推測されます。
石皿は、木の実などの堅果類や根茎類を磨り潰すために、磨石とセットで用いられたと考えられています。脚付の石皿は珍しく、住居内で使用されたと考えられており、据付石皿または固定式石皿とも呼ばれています。

この石皿は、考古学者の柴田常恵が、明治35年12月10日に、根岸武香の葬儀のため須藤開邦の家に泊まり、スケッチしています。柴田常恵の野帳が、國學院大學デジタルミュージアムでweb公開されており、その中の1ページに、この石皿のスケッチが描かれています。
「(明治)三十五年十二月九日夜半七時半上野を発し根岸武香君の葬儀に会せんため■駅吹上に泊し、十日、玉作の須藤開邦君方に山中氏と泊す。長一尺二寸五分 巾八尺 高四寸 採取地大里郡箕輪 須藤氏蔵」と記されています。