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秋山亭 駅弁掛紙5

秋山亭の「幕の内辨當」です。
蓮生法師が、松の木の脇に熊谷宿の石標が建つ中山道を、逆馬で帰るイラストが描かれています。下には「高崎線熊谷駅 秋山亭弁当部 電話二八番 ¥100」と印字されています。
調整印は弁当の角に当たり年号の左端が押されていませんが、(昭和)40.12.13と推測されます。
東行逆馬:建久6年(1195)8月、蓮生は、法然上人の弟子となってから、一度も帰っていない故郷の熊谷を恋しく思うようになりました。そこで、法然上人の許しをえて故郷の熊谷に帰ることにしました。京から馬に乗って熊谷に帰る際、蓮生は「自分は出家し、西方浄土におわします仏様に仕える身となった。その自分が西に尻を向けていいものだろうか」と考えました。そこで蓮生は、身体を反転させて顔を西に向けて乗って熊谷に帰ったと伝えられています。