常設展示室/石造物の部屋

庚申塔・青面金剛・猿◆庚申塔・青面金剛・猿
60日に一度巡ってくる庚申の日に、その夜を眠らずに過ごして健康長寿を願う信仰があります。これは、古代中国の道教の影響を受けたもので、人の体の中には三尸という虫がいて庚申の夜に天に昇り、天帝にその人の罪過を告げて人の寿命を縮めるというものです。したがって、三尸を体の外に出さないために、庚申の夜は眠らずに朝を迎えるというものです。この庚申信仰は、平安時代に日本に伝わり、室町時代になると、伝染病の予防・治療の信仰対象であった青面金剛が、三尸を駆除する目的で結びつきました。江戸時代になると、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿を三尸になぞらえ、罪過を天帝に報告させぬ意から、庚申信仰と結びつき、各地で3者の結びついた石仏が造立されるようになりました。

庚申塔(青面金剛)(旧円光寺)
庚申塔(押切字前)
庚申塔(須賀広字宮内 八幡神社)
庚申塔(保泉寺)
庚申塔(野原字持橋道下)
庚申塔(野原字丸山)
庚申塔(野原字宮脇 八幡神社)
庚申塔(野原字宮脇 八幡神社)
亀田鵬斎書の庚申塔(葛和田 大龍寺不動堂前)
庚申塔(野原字宮脇 八幡神社)
庚申塔(野原字宮脇)
庚申塔(塩字西原)
庚申塔(塩字丸山)
庚申塔(樋春七社神社)
庚申塔(釈迦寺)
庚申塔(釈迦寺)
庚申塔(板井字桜ヶ丘)
愚禅書庚申塔(桜木町1丁目賢勝院南西)

石造物の部屋の扉へもどる