星溪園の石造物

⑪ 供養塔

供養塔。
本来は、別々に建てられていた五輪塔(空風輪・火輪)と宝篋印塔(基礎)の部材を組み合わせたもの。空輪部と風輪部には4字ずつ梵字が刻まれている。基礎部の格狭間(こうざま)には、東面に「正月」「八日」、西面に「応永」「十未癸」と刻まれています。
造立年:中世
高:88.5㎝、幅38
石質:凝灰岩(基礎は安山岩)。 

供養塔



五輪塔空風輪:西面


五輪塔空風輪:南面


五輪塔空風輪:東面


五輪塔空風輪:北面



宝篋印塔基礎:西面


宝篋印塔基礎:東面


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五輪塔は、密教において創始された塔で、上から宝珠形の空輪、半球形の風輪、宝形造の火輪、球形の水輪、方形の地輪で構成されます。各輪の四方には、「発心門・修行門・菩提門・涅槃門」の四門の梵字を刻みます。四門の梵字は「キャ・カ・ラ・バ・ア」ですが、この四門の徳を表す仏は「ア・アー・アン・アク」の胎蔵界四仏であることから、この梵字を刻む例もあります。また、室町時代から近世にかけて、梵字の代わりに「空・風・火・水・地」の巻次を各輪に刻む例が多くなります。


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