井上　勝（いのうえまさる」）（1843-1916）

明治３３年１１月１９日、冑山の根岸武香（1839-1902）の誘いにより、東京から、小杉榲邨、蜂須賀茂韶、東久世通禧、津軽承昭、松浦詮、長岡護美、諏訪忠元、井上勝、鳥居龍蔵一行が、比企郡西吉見村（現・吉見町）の百穴と、大里郡吉見村冑山（現・熊谷市）の根岸家を訪れています。

 

その際、冑山の根岸家を訪れて、井上勝（1843-1916：鉄道局長、子爵）が詠んだ句。

「さかりなる　宿のもみぢ葉　一葉たに　ひろひて我は　家づとにせん」

「いろかへぬ　松の木の間に　植ませし　紅葉は久に　盛見すらん」 

「ひおとしの　かぶと山とも　いひつべき色に　ひほえる木々の　もみぢ葉」

井上　勝（wikipediaより）