星溪園の石造物

②五輪塔

五輪塔の空風輪・火輪・地輪で構成され、水輪を欠いています。
地輪には4面に梵字(ア・アー・アン・アク)が刻まれています。
造立年:中世
総高:51.5㎝、幅:20
石質:安山岩

五輪塔(安山岩)




地輪東面:ア(発心門)


梵字:ア



地輪南面:アー(修行門))


梵字:アー




地輪西面:アン(菩提門)


梵字:アン




地輪北面:アク(涅槃門))


梵字:アク

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五輪塔は、密教において創始された塔で、上から宝珠形の空輪、半球形の風輪、宝形造の火輪、球形の水輪、方形の地輪で構成されます。各輪の四方には、「発心門・修行門・菩提門・涅槃門」の四門の梵字を刻みます。四門の梵字は「キャ・カ・ラ・バ・ア」ですが、この四門の徳を表す仏は「ア・アー・アン・アク」の胎蔵界四仏であることから、この梵字を刻む例もあります。また、室町時代から近世にかけて、梵字の代わりに「空・風・火・水・地」の漢字を各輪に刻む例が多くなります。


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