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水野辰五郎(みずのたつごろう)(1883-1932)

 
 『熊谷大火災誌』大正15年:斎藤浪潔 より
石原の水戸屋3代当主水野丑松の次男として生まれる。丑松は、辰五郎を米穀商とするため、横浜の貿易商高木商会に勤めさせたが、病気を患い、熊谷に戻る。
  その後兄市三郎が死去し、辰五郎が水戸屋五代当主となる。研究心が強く、旧来の家内工業的な製法を踏襲していた五家宝を、近代的製造工程に改良した。また当時の五家宝は保存期間が短く、冬季だけのものであったが、白糖でなくザラメを使用して一度結晶に戻すことに成功し、年間を通して製造することができるようになった。
  この他、町議会議員となり長く町政に参画し活躍した。





参考文献

  • 『熊谷人物辞典』日下部朝一郎 1982年