カラムシの写真
種子植物門 SPERMATOPHYTA
 被子植物亜門 ANGIOSPERMAE
 双子葉植物綱 Dicotyledoneae
 離弁花亜綱 Choripetalae
  クワ科 Moraceae
カラムシ(マオ、クサマオ)
 原野や人里付近に生える多年草で、植物体全体に短毛が密生する。雌雄同株。  茎は直立し、木本のように硬くなる。葉は互生し、裏面には白色の綿毛が密生する。縁には尖った鋸歯がある。
 花期は7〜9月で、雌花序は上方の、雄花序は下方の菓腋につく。
 本州〜沖縄まで分布するが、古くに繊維を得る目的で広く栽培されたので、本当の自生かどうかは不明である。茎の繊維は長くて強いので、古くから各地で織物(上布)を作った。糸が丈夫なので魚網にも利用される。
 和名は苧で、繊維をとるためにカラ(茎)を蒸して皮をはいだことによる。

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