馬のはにわがあるのにどうして犬のはにわはないのですか?

回答します

 動物のはにわには、たくさんの種類があって、馬のほかにも、にわとり、いのしし、しか、牛、魚、さるなどあります。

 犬のはにわも、もちろんあります。人間にとって犬は、りょう犬として縄文(じょうもん)時代から良いお友達でした。そして、いのしししかの狩りをする時のおともでした。

 いくつか、「犬のはにわ」をあげてみます。

  •  1 群馬県伊勢崎市境上武士出土(ぐんまけんいせさきしさかいかみたけししゅつど)東京国立博物館所蔵(とうきょうこくりつはくぶつかんしょぞう)
  •  2 伝茨城県東海村出土(でんいばらきけんとうかいむらしゅつど)奈良国立博物館所蔵(ならこくりつはくぶつかんしょぞう)
  •  3 仁田埴輪窯跡出土(にたはにわかまあとしゅつど)佐賀県唐津市(さがけんからつし)
  •  4 ハ幡塚古墳出土(はちまんづかこふんしゅつど)群馬県高崎市(ぐんまけんたかさきし)

 など、数は少ないですがあります。

1は、した(べろ)を出して、しっぽがくるりとまわっていて、とてもかわいい感じの犬です。

4は、いのししと()りをする人とセットで出土(しゅつど)していて、()りのシーンを再現(さいげん)しています。いのししは(こし)()がささり血をながし、()りをする人の(こし)には、とったいのししがつるされています。犬は、その()りで、いのししを()い立てる(やく)わりをしていたと(かんが)えられます。