市指定有形民俗文化財「権八地蔵」とは何ですか?

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 元禄11年(1698)造立された地蔵であり、江戸時代平井権八の物語と結びつけた「物言い地蔵」として有名です。石地蔵としては、県内最古のものと推察されています。
 江戸時代、江戸から中仙道を進んでいた平井権八が、久下堤で信州の商人に遭遇し、その商人の持金を奪って殺してしまった。ふと傍を見ると石地蔵が立っていることに気づいた。権八に良心が甦ったか地蔵に向かって「このことは、誰に言ってくれるな」と、地蔵は「我は言わぬが汝言うな」と口をきいたという逸話が言い伝えられています。
 吹上(現、鴻巣市)においても権八地蔵という名の地蔵が存在しますが、平井権八の伝説よりも後の時代の建立であると言われています。
 元々、権八地蔵は、久下堤防上にありましたが、堤防の改修により久下上区の人家に移された後、昭和32年、地元の人々の協力でお堂が建てられ、そこに安置されることになりました。