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六字名号塔 |
市内新島の新照寺門前に建てられている六字名号塔です。
この塔は「南無阿弥陀仏」と独特の筆跡で彫られています。江戸巣鴨の浄土宗一行院に住した念仏専修の僧、徳本行者(1758-1818)の筆によるものです。
徳本行者は、江戸時代後期の浄土宗の僧で、俗姓は田伏、号は名蓮社号誉。紀州日高郡久志村に生まれ、4歳の時に無常を感じ念仏を称したと伝えられています。9歳で出家を志し、天明4年(1784)往生寺大円和尚について剃髪し、唱える念仏は昼夜45,000回に及んだと伝えられています。文化14年(1817)増上寺典海大僧正から東国の化導教化を懇請により関東に下り、僧正から与えられた巣鴨の一行院に住し、関東各地に念仏専修を広めました。文化13年(1816)3月23日、武州児玉郡本庄宿(現在の埼玉県本庄市)の円心寺で「念仏百唱会」を行い、1400人もの信者が集まったと記録されています。
このため、上人行脚の浄土宗寺院に1500基以上、埼玉県内でも40基以上の名号塔が確認されています。
新照寺の名号塔は、百万遍念仏講中により造立されたもので、台石に熊谷宿を含め近村10数か村の人々の名が刻まれています。
| 所在地 |
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新島新照寺 |
| 種別 |
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六字名号塔 |
| 造立年 |
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文化13年(1817) |
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