現在の位置:ホーム > 常設展示室 > 石造物の部屋 > 石橋供養塔

石橋供養塔


橋供養塔

市内楊井の和田川に架かる和田橋のたもとに、橋供養塔が建てられています。
篆額に「橋供養」、碑表に「つくりなす 和田のかけはし 千代かけて 心もやすく わたる御代かな 正八位東角井福臣書」と刻まれています。碑裏には、「昭和二年四月建設」と建設に携わった吉岡村楊井の区長等9名の名が刻まれています。
昭和2年に和田川に架かる橋の完成を記念して、東角井福臣(ひがしつのいふくとみ)に歌を依頼し、碑に刻んだものと思われます。
東角井福臣は、大宮氷川神社宮司で、明治元年に氷川神社で行われた明治天皇御親祭に供奉し、その後神職として活躍しました。近世期の大宮氷川神社は、岩井家・西角井家、東角井家の三家による年番神主制が行われていました。
福臣は、大正10年さいたま市並木氷川神社の伊勢参宮記念碑、大正6年久喜市小林神社の神社合祀碑、大正9年さいたま市熊野神社の境内碑の撰文と書を担当するなど、各地の石碑に名が刻まれています。

【参考文献】
2025年 『NAOZANE』vol.121「熊谷の地名の由来 第24話和田川」 矢嶋正幸

所在地 楊井
種別 石橋供養塔
造立年 昭和2年(1927)