常設展示室/石造物の部屋



権田春潮翁寿徳碑

この碑は、明治26年12月に建てられたもので、撰文は重野安繹、篆額は、従二位勲一等伯爵伊藤博文です。

権田春潮(ごんだしゅんちょう1828-1895):教育者。市内箱田生まれ。名は貞恒、字伯厚、通称愿吉郎、号を春潮。天台僧前田観海に従い儒書句読を受け、詩文を上毛の森田梅庵(1813-1872)、忍藩儒官芳川波山(1794-1846)塾に学ぶ。寺門静軒(1796-1868)、藤森弘庵(1799-1862)、東条逸堂の門に遊び、東台彗澄律師に仏典、梵学を学ぶ。嘉永年中に上国、東山、北陸、関の諸国を歴遊し、明治以降各地で教授し、妻沼の両宜塾、熊谷町の晩成義塾等においても教授しています。

重野安繹(しげのやすつぐ1827-1910):漢学者、歴史家。薩摩国鹿児島郡鹿児島近在坂元村生まれ。日本で最初に実証主義を提唱した日本歴史学研究の泰斗で、日本最初の文学博士。通称は厚之丞。字は子徳、号は成斎、曙戒軒鞭。

所在地 箱田(箱田神社)
種別 記念碑
造立年 明治26年(1893)

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