常設展示室/石造物の部屋

芭蕉句碑

「物書いて 扇ひきさく 別れかな」

 この句の出典は『俳諧一葉集』で、元禄2年(1689)8月11日、『奥の細道』の旅で金沢の北枝と別れに際して詠まれた句です。寛政8年(1796)6月建立。願主は、武州忍下川上邑の可曲です。可曲は、下川上村の俳人です。

また、この碑は道標を兼ねており、「西 めぬま くまかやみち」「北 とねかしみち」「南 きやうたみち」と刻まれています。当初は、下川上の御嶽塚の三叉路に建てられていましたが、星宮公民館敷地内に移設されたものです。

所在地 下川上5(星宮公民館)
種別 句碑
造立年 寛政8年(1796年)

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