所在地 葛和田898
所有者(管理者) 宗教法人大龍寺
年代 江戸時代
三十三体観音像は、観音堂に安置されていたものを本堂に移したもの。千手観音菩薩15体、菩薩4体、馬頭観音菩薩1体、如意輪観音菩薩5体、十一面観音菩薩3体、聖観音菩薩3体、観音菩薩1体の32体で構成される。いずれも木造寄木造で、玉眼、漆箔が施されている。製作年の墨書が2体確認されており、框座に文政11年(1828)と、胎内に元禄15年(1702)と記されている。像高は、14p〜62p。
これらの像は、江戸時代に、三十三観音霊場巡りができなかった人のために、三十三体の観音像を祀り、衆生を救おうと安置されたものと推測され、当時庶民の観音信仰が盛んであった事が偲ばれる。
指定年月日 昭和34年4月17日 |