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熊谷市指定有形民俗文化財
「彌生町屋台(やよいちょうやたい)」
彌生町屋台
「彌生町屋台」

熊谷八坂神社祭礼行事(熊谷うちわ祭)にて巡行する「彌生町屋台」
所在地 弥生
所有者(管理者) 熊谷うちわ祭彌生町区
「熊谷八坂神社祭礼行事」(熊谷うちわ祭)での巡行行事に参加する彌生町区の屋台は、大正12年7月から大正13年7月頃に掛けて、彌生町186戸・旧名の霞町25戸にて屋台を製作し、現在まで使用されている。市内で、完形で残存する最古の屋台である。長島力太郎らが製作し、しなやかな唐破風(からはふ)や均整の取れた構造が窺える。名匠、内山良雲(うちやまりょううん)親子の彫刻が屋台に施されており、表鬼板には「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」、表懸魚(おもてげぎょ)には「龍」、脇障子(わきしょうじ)の一対に「天岩戸(あまのいわと)」の彫刻と、書院欄間(しょいんらんま)には「松に孔雀」、裏鬼板(うらおにいた)には「松に鶴」、裏懸魚(うらげぎょ)には「波に親子亀」など多様な彫刻を見ることができる。屋台の長さは約5m。幅は約3m。屋根の高さは約4.7mの規模である。
指定年月日 平成27年3月31日