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埼玉県指定有形文化財 考古資料
「安貞銘板石塔婆」
安貞銘板石塔婆の写真
所在地 樋春297
所有者(管理者) 真光寺
 日本第2位の紀年銘(安貞2:1228)を持つ種子板碑。
 本板碑は、樋春地内に所在した観音寺の墓地に立てられていたもので、明治期の廃仏棄釈により廃寺となったため、本寺に移された。種子使用・完存品としては日本最古となる。
 主尊の種子は、梵字によって阿弥陀如来を表す。銘文は死者の冥福を願ったもので、草書調に刻まれ、その配置は定形化しておらず、のびやかな印象を受ける。
総  高 126cm、最大幅 39cm、厚さ 6.5cm。
銘  文 右 造 立 旨 趣 者
             為 幽 儀 成 仏 
      道 所 奉 訪 也
         大 才
      安貞二    十二月十五日
         戌子
指定年月日 平成2年3月28日