三沢刀泉(みさわとうせん)(1879-1956)
俳人。本名源吉。中条村(現熊谷市)に生まれる。青年時代を成田村役場に勤務し、後県立熊谷中学校に勤務。句友の中川迂呆がいる。昭和に入り熊谷町立図書館の司書として勤務する傍ら俳句の大衆化をはかり、後進指導のため俳誌『星川』を発行し、雑詠選を田島一宿、課題句選を三沢刀泉、中川迂呆が行った。この他漢詩、書家の大家として知られ、郷土俳壇史の研究も行った。昭和28年に句集『唐桟』を発刊している。昭和31年8月12日77歳で没す。
『星川』新年号 昭和8年1月刊 |
参考文献
- 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎