現在の位置:ホーム > 熊谷の偉人の部屋 > 熊谷Person dictionary> 石原吟八郎

石原吟八郎(いしはらぎんぱちろう)(■-■)


国宝歓喜院聖天堂本殿彫刻

宮大工。生没年不詳。上州花輪村出身の彫物大工棟梁。日光東照宮の改修、妻沼歓喜院聖天堂・本庄市金鑚神社・桐生市青蓮寺本堂の再建に携わる。歓喜院聖天堂の再建中断期間の延享三年(1744)に、二人の門人藤原次郎と深沢郡八郎を連れて市内上新田諏訪神社を創建する。聖天堂拝殿造営中に、病にかかり亡くなり、門人の関口文治郎が跡を継いで完成させる。
また、石原吟八郎の門人とされる石原常八は、初代石原常八から二代、三代と幕末まで続き、東京都八王子市高尾山の薬王院、埼玉県小川町八宮神社、群馬県板倉町雷電神社等各地に多くの作品を残している。


埼玉県指定有形文化財 建造物「諏訪神社 本殿」

参考文献

  • 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎