代 定吉(だいさだきち)(1751-1820)
芭蕉句碑(妻沼歓喜院)
俳人。代村(現熊谷市)の薬種商大和屋主人。福王寺の愚禅和尚に就いて学び、五渡の法名をもらう。別号有磯庵、五翁。俳諧を加舎白雄門、建部巣兆に学ぶ。文化8年60歳の時、息子理兵衛に家業と五渡の俳号を譲り、五翁と号した。文政3年8月21日69歳で没す。
文化9年、歓喜院に芭蕉句碑「稲妻や 闇のかた行 五位の声」を角浪・可良久・五楼とともに建立。
参考文献
- 1982『熊谷人物事典』日下部朝一郎
- 2016「熊谷の俳諧」『熊谷市誌研究』第8号 内野勝裕