イベント・テーマ名 テーマ展8-立野遺跡-
「わが街熊谷遺跡めぐり」
実 施 日 平成23年4月27日(水)~平成23年10月31日(月)(土・日曜日、祝日除く)



調査区航空写真

第1号地下式坑出土五輪塔
 
立野遺跡
 立野遺跡は、市内南西部の板井地内の江南台地上に位置する、縄文時代から中世にかけての遺跡です。
 2005年に第2次調査が行われ、古墳時代の住居跡・古墳・平安時代の住居跡・掘立柱建物跡、中世の墓壙・地下式坑・井戸・溝などが確認されています。
 出土遺物は、古墳時代の住居跡より石製勾玉・土師器、古墳より鉄鏃が出土しています。
 平安時代の住居跡からは、「林内」「寺」「大家」と墨書された土器が出土しており、本遺跡から1km北東に位置する寺内古代寺院跡との関連が注目されます。
 中世の地下式坑からは、五輪塔・板碑・茶磨・石臼・陶器等が出土しています。平安時代後期には、板井桜山の地に長命寺が開かれ、中世には修験寺院として男衾・比企郡域の同宗寺院を統括した有力寺院となり、桜山の地には開山堂があったとされることから、今回確認された遺構・遺物との関連が推測されます。

第1号地下式坑出土五輪塔
(15~16世紀)

第1号地下式坑出土茶磨
(15~16世紀)




古墳時代住居跡出土土師器

平安時代住居跡出土墨書土器「林内」
テーマ展解説書(485KB)
一遍上人絵伝 烙印(馬印)の押された馬の姿 解説リーフレットのダウンロード
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