熊谷市の所在する県指定文化財旧跡にはどのようなものがありますか?

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 県指定文化財旧跡としては、「吉田市右衛門墓」、「奥原晴湖墓」、「秩父道志るべ」、「忍領石標」、「根岸友山墓」があります。
 「吉田市右衛門墓」(集福寺)は、江戸時代末期から明治時代にかけてこの地の名主として土木民生の事業につくした吉田市右衛門宗敏の墓です。「奥原晴湖墓」(龍淵寺)は、江戸・明治・大正にかけての女流画家の墓で伊予の青石が使われています。「秩父道志るべ」は、明和3年(1766)、秩父観音巡礼の道しるべとして中山道と秩父往還の分岐点に造立されたものです。「忍領石標」は、忍城主が領分の境界をあらわすために建てたものであり、原位置にある唯一の石標です。「根岸友山墓」は、治世につくし、勤皇家としても功績が多大であり、村内子弟育成にも尽力した根岸友山の墓です。