中山道をめぐる熊谷の歴史と文化財

中山道とは

中山道は古くは東山街道と呼ばれた。1601年(慶長6年)に江戸幕府により宿駅・伝馬制度が整備された5街道の1つで、日本橋から京都三条大橋までの約532km、69宿(草津と大津の宿は東海道と重複)の行程であった。
中山道の名称:1716年(享保元)に幕府は、それまでの中仙道などの名称を中山道に統一化した。
中山道と東海道:東海道は全行程約492km、中山道は532kmで約40km長い。

中山道69次

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中山道全図

国道17号線と中山道

・国道17号は、中山道(江戸 - 高崎)および三国街道の一部(高崎 - 長岡)を継承する総延長約370kmの主要幹線道路。1965年4月1日、一般国道17号に指定(東京都中央区 - 新潟県新潟市)。
・日本橋から戸田橋までは片側2−3車線、戸田橋からさいたま市北区までは片側1車線。北区から鴻巣まで片側2車線の道路が続くが、鴻巣市北部の吹上地区で片側1車線区間に減少。熊谷市の市街地に入ると片側2車線になるが、市街地が終わると再び片側1車線となる。

東海道・中山道の起点 日本橋
広重「東海道五十三次之内 日本橋 朝之景」
渓斎英泉 (1791-1848) 「熊谷宿八丁堤景」