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国登録有形文化財 建造物
歓喜院籠堂(かんぎいんこもりどう)
歓喜院籠堂の写真
所在地 妻沼1511
所有者(管理者) 歓喜院
構造・形式 木造2階建、寄棟造(よせむねづくり)、桟瓦葺(さんがわらぶき) 建築面積184.68u
年代 明治12年/昭和30年代後半増築
登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」
祈願者が宿泊しながら「お籠り」をしていた施設。瓦葺の大屋根が建物全体に重量感を与えています。突き出した正面の玄関には唐破風(からはふ)が形作られ、偉容を呈している。建物内には回廊が廻らされており、控室、客殿、茶の間や寺務所が置かれています。1階の欄間は白い漆喰により形成されており、2階の欄間の形状は格子を活かした意匠が用いられ、客殿の仕切りとしての役割を担っています。玄関は張り出し、屋根は銅板葺で、唐破風と内側の懸魚を形成しています。
明治18年(1885)とその翌年の明治19年(1886)には、昭憲皇后陛下が群馬県太田町金山へ行啓する際に2階の客殿にて休息をされています。
答申年月日 平成28年11月18日
登録年月日 平成29年5月2日