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熊谷市指定有形文化財 歴史資料
「みかりや」関連資料 一括(版木・看板・関連文書・日本画・型紙)(「みかりや」かんれんしりょういっかつ(はんぎ・かんばん・かんれんもんじょ・にほんが・かたがみ))
版木(16点)、看板(12点)、諸帳面・記録簿(8点)、
絵馬講連名帳等(21点)、書状・収蔵書等(5点)、
日本画「架鷹図」(かようず)(2点)、絵馬型紙(約300件)
渓斎英泉「岐阻(木曽)道中 熊谷宿 八丁堤景
「みかりや」関連資料
所在地 久下(一部、埼玉県立歴史と民俗の博物館寄託)
所有者(管理者) 個人
時代 江戸〜大正
久下の戸森家は、「みかりや(御狩屋)」と号し、代々茶屋を営むかたわら、上岡の馬頭観音(東松山市妙安寺)で売り出す絵馬を描いており、絵馬の型紙や「みかりや」に関連する古文書を所蔵している。「みかりや」の屋号は、忍藩主が狩りのときに休んだことが由来とされている。その際に授けられたと伝えられる鷹図等がある。また、渓斎英泉「岐阻(木曽)道中 熊谷宿 八丁堤景」は、中山道熊谷宿を描いた絵画であり、「みかりや」が題材となっている。また、薬の販売や各地の講中の定休所ともなっており、関連した看板や版木が残されている。その家の資料群は、熊谷にとって極めて重要であり、絵馬や薬の販売など、近世・近代の北武蔵の商家を考える上でも貴重である。
指定年月日 平成29年3月31日