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埼玉県指定有形文化財 考古資料
「嘉禄銘板石塔婆」
嘉禄銘板石塔婆の写真
所在地 千代329(熊谷市立江南文化財センター)[復元品を須賀広の大沼公園内弁天島に設置]
所有者(管理者) 熊谷市
 日本最古の紀年銘(嘉禄3年:1227)を持つ。
画像は阿弥陀三尊像を宝珠状の光背に彫りくぼめて中央に主尊を陽刻し、左右対称の位置に脇侍を陽刻する。
 主尊は、両手を胸の位置で転法輪印の印相を結ぶ阿弥陀如来。脇侍は左に合掌した勢至菩薩、右に蓮実を抱いた観音菩薩で、三尊像は、浄土信仰に基づく来迎像を表す。
総  高 115cm、最大幅61cm、厚さ9.5cm。
銘  文 諸 教 所 讃
      多 在 阿 弥 
           大 才 □ □
      嘉 禄 三 年 □ 月
           丁 亥 □ 日
      故 以 西 方
      而 為 一 准
指定年月日 平成2年3月28日