立野遺跡第2次発掘調査(2/4ページ)

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第11号墳石室完掘状態の写真
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G第11号古墳石室
河原石を積み上げて石室を構築しています。約2kmほど北を流れる荒川の川原より運搬してきたものと推測されます。
2002年10月28日撮影

第12号墳の杏葉出土状態の写真
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H杏葉(ぎょうよう:馬具)出土状況
第12号古墳の前庭部より出土した、杏葉。ちょっとわかりづらいですが、凝灰岩混じりの黒色土層の下層より出土しています。
2002年10月31日撮影

杏葉の写真
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I杏葉
裏面で出土した杏葉を表向きに返した状態。長さ8cm程の銅板に金メッキを施したもので、毛彫りで文様が彫られています。埼玉県内では初めて検出されました。
2002年10月31日撮影

第12号墳遺物出土状態の写真
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J遺物出土状態
第12号墳周溝の底付近より出土したホ具(かこ:馬具)。銹で形がわかりづらいですが、ベルトのバックル状の金具で、鞍を馬の胴につけるために用いられました。
2002年11月5日撮影

遺物取り上げ状況の写真
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K遺物の取り上げ
第12号墳で2点目の杏葉が確認されましたが、遺存状態が悪いため、土ごと取り上げることにしました。遺物を円柱状に土ごと残し、画仙紙で覆い、メッシュのギプス(名称不明。熱湯に浸すと柔らかくなり、冷えるとその形状で固まるもの。骨折した場合、ちょっと前までは石膏で固めましたが、近頃はこのメッシュのものを使用)で周囲の土ごと固め取り上げているところです。
 埼玉県埋蔵文化財センターの保存処理担当の方に応援を頼みました。突然の問い合わせに、カセットコンロに鍋持参という「遺物取り上げキット」とともに1時間ほどで現場に駆けつけていただきました。迅速な対応に感謝です。
2002年11月7日撮影

第12号墳石室完掘状態の写真
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L第12号墳石室
石室は、遺存状態が悪く、石組はほとんど確認できませんでした。遺物は、撹乱された土の中から、鉄鏃が折れた状態で100点以上出土しています。
2002年11月16日撮影

第3号墳で確認された小動物の巣の写真
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M第3号墳の巣
第3号墳の石室確認作業の時に見つかった、小動物の巣。わかり易いように天井を落としましたが、交差しているところはみごとに立体交差していました。
 調査の初め頃、第1号墳の脇に寝そべるキツネを目撃していますので、おそらくキツネの巣と思われます。それにしても、たしかに平地林が多く残る旧江南町ではありますが、野生のキツネがいるとは・・・・・。ルー・ルルルルル・・・・・・。
2002年11月18日撮影

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