上前原遺跡第3次発掘調査
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調査地区:熊谷市千代地内     調査面積:約700u
調査期間:平成16年11月2日〜11月29日調査機関:江南町教育委員会
調査原因:個人住宅

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@表土剥ぎ
バックホーとブルで表土剥ぎを行います。通常、調査直前に剥ぎますが、今回は、国体がまもなく始まるため、国体終了後すぐに調査に入れるように、前もって表土を剥いでおくことにしました。
10月14日撮影


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A調査開始
国体期間中は、職員総出で運営にあったたため、調査に入れず、片付けが終了した後、調査に入りました。表土剥ぎ後、2週間の間に、台風が通過したため、現場は、一面の落ち葉でした。
2004年11月2日撮影


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B調査風景
調査区内には、落葉樹が結構あり、掃いても掃いても落ち葉が降り注ぎます。最初はきれいにしようとしていましたが、早々に諦めました。
11月4日撮影


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C集石土壙
確認状態。集石の中に、口縁部を欠く大型の深鉢が潰れた状態で確認されました。集石+炉の機能もあったようです。
2004年11月9日撮影


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D土壙出土土器
直径1mほどの土壙から、壙底に設置された状態で確認されました。加曾利E式土器の影響を受けて成立した曾利系の渦巻き繋弧文土器です。
2004年11月9日撮影。


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E集石土壙群
集石土壙は、狭い調査区ながら、東西2群に分かれるように分布していました。写真は、西群の集石土壙群。20数基の集石土壙が写っています。
2004年11月11日撮影


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F集石土壙確認状況
隣接して確認された、大小2基の集石土壙。
2004年11月11日撮影

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検出遺構:縄文時代中期住居跡2軒、集石土壙46基、屋外埋甕1基、土壙
特記事項集石土壙は、東西2群に分かれて分布しているのが確認された。