イベント・テーマ名 テーマ展-王子西遺跡-
「わが街熊谷遺跡めぐり」
実施日 平成24年6月4日(月)~平成24年12月3日(月)(土・日曜日、祝日除く)



調査風景

 
王子西遺跡
 王子西遺跡は、熊谷市北部、弥藤吾地内の妻沼低地上に立地する、古墳時代から平安時代にかけての集落遺跡です。
 平成21年1月に、約88㎡の第1次発掘調査が行なわれ、平安時代の住居跡5軒が確認されています。今回紹介する第2次調査は、平成23年9月から10月にかけて調査が行なわれ、平安時代の住居跡4軒、土坑14基、溝跡5条、柱穴列1が確認されています。
 出土遺物は、土師器や須恵器・土錘のほか、羽口・鉄滓
鉄鏃が出土しています。注目される遺物として、第2号溝跡より、鉄製鍵が出土しています。鍵は重要物品の管理・保管にあることから、その倉庫を必要とする施設およびその収納品を供える施設は、一定以上の階層に属する人物・機関が存在した遺跡と考えられ、本遺跡の性格を考える上で重要な遺物です。



第1号住居跡出土土師器(平安時代)


第2号溝出土鉄製鍵


土錘(平安時代)


第3号住居跡出土鉄鏃(平安時代)

テーマ展解説書(536KB)
一遍上人絵伝 烙印(馬印)の押された馬の姿 解説リーフレットのダウンロード
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